2017/06/10

MADE IN USAはどこへ向かうのか?



服にまつわるコト
第一回目、締め切りは10日
なんとか間に合いそう。
昔はあんな頻度でキーボードをパタパタと叩いて書いていたのに。
椅子に座ってノートパソコンに向かうまで、やたらと腰が重い。

さてさて、雑誌「GO OUT」の後ろに掲載されている連載記事
「話し甲斐」で気になるフレーズがあったので抜粋してみる。

1.「昔はメイドインUSAに惹かれて買ってくれる人はいたけど、今の若い子はそういう視点はまったく関係ない。 」

たしかにそうかもしれない!
レプリカデニム全盛期の頃はデニムを広げて裾の「赤ミミ」を確認する人が多かった。
でも「赤ミミ」でないデニムをもはや探すのが難しいくらい「標準装備」だ。
今や裾の「赤ミミ」を確認する人は全くいない。それと同じくらい「MADE IN USA」ですか?と尋ねる人はいない。

むしろ今は外国人の人々(主に中国)にこれは「MADE IN JAPAN?」かと聞かれる。
「MADE IN USA」というフレーズはもはや多くの若い子には響かない。
関心がない。これは何故なのだろう?

思うに「MADE IN USA」風の縫製が日本の工場で再現できたことが大きいだろう。
そして昨今は「価格」もMADE IN USAに触れない、買わない(買えない)影響している。

2.「特にいまメイドインUSAをつけてしまうとすごく値段設定が高くなってしまう。 その値段が高くなる理由は、製品をつくるアメリカの工場で働く人の最低賃金に沿って計算しているからなんだけど、それをお客さんにいってもしかたない」

そうなんだよね。
今アメリカ生産のプロダクトはクレイジーな価格設定となる。
ハンティングベスト 五万代、ショートパンツ 三万後半、シャンブレーシャツ 四万代
それは上記のとおり工場で働く最低賃金にもとにした工賃による。
問題は数年前とプロダクトのクオリティーも変わらないし、生地が変わるわけではない。
ただ価格だけが跳ね上がっているだけだ。

僕が二十代の頃はアメリカ製の服は特別だった。
生地の肉感だったり、凹凸感とか。
縫製がいい加減とかそんなことはどうでも良かった。
着用と洗濯をくりかえしたベイカーパンツ、シャンブレーしャツは美しかった。
すくなくとも僕にとっては。

さてMADE IN USAはどこへ向かうのか?



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