2018/01/22

HIPな洋服屋って?


店内でアナログ・レコードに針を落として、それなりに音響に気をつかった酒場がヒップだなと思ったのは去年の去年の初めぐらいだった。

さてヒップな「メンズ洋品店」ってどんな感じだろ?(一般のお客様には関係なく、あくまで同業者目線で)
ふと思ったわけである。
頭の中で絡まった糸を解くように箇条書きにしてみよう。

1.フランチャイズではなく、委託でもなく自分で仕入れをして期日に支払いをしている。
(個人商店だと今は、↑コレがなかなか厳しい。だから個人商店の品揃え店って絶滅種である)

2.既存の仕入れの「ひな型」ではなく、店主がコレを売りたいといった品揃えが伝わる。
(少し前ならEEL,YAECAを柱に品揃えといったひな型って存在していて、後はそこに肉付けをしていくとそれなりに店はできちゃう。さらに遡るとnisica、LOLOといった感じのようにね)

3.サロン的意味合いも兼ね備えていて、常連客が店内、もしくは店前でたむろっている。
(これは大手のセレクトショップでは無理、個店ならではの強みだと思う。近くの店で狭い店内に10代〜20前半の男女が買い物というわけでもなく、ただたむろているのを見かけるとなんだか新しい「カルチャー」の誕生を感じる。公園が近くにあったりするとスケーターの若い子達が集う洋服屋とかも。僕もBARを併設して洋服好きの30代〜50代がたむろう空間を目指したけれど、皆買い物が済むととっと帰ってしまう。家庭持ちも多くなって、自分の自由な時間も限られるといったところだろうか?少しさみしい・・・)

4.使い古された「ライフスタイル型ショップ」ではなく、カルチャーも内包している洋服屋(サーフィン、スケボー、音楽、文学、ガーデニング、食器などなど。なんだけど既存の大手とは違うやり口で、ローカル感が強いのが大事なのかなと。)

今のところ思いつくのはこんな感じかな。

やや古くはなるけれど、ニューヨークだと「FREEMAN'S SPORTING CLUB」「SATURDAYS SURF NYC」を思い浮かべる。僕の洋服屋&BARも多大な影響を受けた。

通勤がスケートボード、スタイリングもいい塩梅の若手のオーナー達による地域に根ざしたマイクロブリュワリーを裏に併設したメンズ洋品店ってあったら最高なんだけどなぁ〜と。

ずっと前から言っている。
「服だけ」ではダメだと。
「カルチャー」を内包して欲しい。

でも、「丁寧な生活」はちょっと勘弁して欲しいとも思う。









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