2014/03/31

メーカーを何処で判断する?

展示会で「サンプル」を触り、企画、営業、デザイナーと商談した後
何を基準にラインナップ、服の仕上がり具合、フイット感に対して
どのポイントで「ああ、このメーカーは信頼できるな」と判断するか?
同業者と話したことがある。

サンプルの仕上がり?
服に対する造詣深い知識?

同業者と僕が一致した「判断ポイント」は少し違うものだった。

「美味しい店を知っている」
「旨い酒を飲ませる馴染みの店がある」
「近場の流行りの飲食店をアテンドできる」

だった。

根底にあるのは「ミーハー」な感覚である。
一度は美味しいと評判の店を覗き、一度食してみて自分でジャッジする。
自分の舌に合うか?合わないか?
流行りのスポットを一度訪ねてみる「ミーハー」な感覚があるのが望ましい。

仕様、縫製が素晴らしく、服の後ろにある「背景」についての知識があったとしても「今」から外れていると服は売りづらい。

ミーハーな感覚を持ち合わせた「メーカー」は僕にとって信頼できる。



生活と、道具としての服。|第2回「『普通』の素材が持つ、本当の強さ」

CAPE COD CLOTHING STORE の店主です。 洋服屋を開業して30年。57歳になった今、自分が店に並べているもの、そして日々身に纏っているものについて、改めて言葉にしてみたいと思いました。 これは、ファッションというよりは、僕の「生活と仕事」の記録のようなものです...